5月末で閉院します。あと未来の自分へ向けた教訓など
はてなブログ、今週のお題「激レア体験」ということで、僕にとって激レア体験となる「鍼灸院を5月末を最後に閉める」に至った原因についてです。
ちなみに閉院の理由、感染症の自粛による客数の減少。
…というのはきっかけの一つに過ぎず、普通に経営の失敗です💦
なんか時期がかぶっただけ(笑)
廃業のスケジュールとしては
- 30日まで営業
- 31日から6月第一週は片付け
- 6月第二週から内装撤去
こんな感じ。
経営失敗の原因
大きく間違ったのは理念とかコンセプト。めちゃくちゃ初歩的なミスだよね💦
ここを間違えるとテナント選びや内装など変更不可能なところまで失敗するよ。
なので理念やコンセプトをしっかり固めるの大事。
さて、何故こういう初歩的なミスをしたのか。
その理由は鍼灸院を開いた2年前、社会情勢や起業家の間でよく言われていた話に原因がある。
- 時間は金で買え。
- ブルーオーシャン、ニッチ戦略の定着。
- 孤独が問題視されており、イギリスで孤独担当大臣のポストまでできた。
意識高い系に流れる空気感と鍼灸師の間で流れていた話「鍼灸治療を受ける人は国民の5%、つまり95%は鍼灸未経験」を合わせた結果できた理念は独りよがりのものだった。
『95%の手つかずなニッチ市場にいる、孤独を感じている人を相手にしよう』
実に愚かなコンセプトだけど、とりあえず決定した。
あと「理念で人を治せるものでもないし、さっさと開業しよう」という甘い考えを持っていたことも大きい。
まぁ理念の重要性なんて失敗して初めて分かることだから仕方ないとして、もし開業前にNO FLOP(失敗できない人の失敗しない技術)を読んでいれば、レンタルスペースを2か月くらい借りて孤独感を感じる人向けに広告を打ち、色々考える中で修正できたかも。
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メンターにした人の行動量がハンパなくて真似できずギブアップ
メンターというのは、指導者とか参考にしてる人とか助言者みたいな立場の人のことね。
僕がメンターとして学ばせてもらったのは
- キングコング西野さん
- メンタリストDaiGoさん
- ユーチューバー講演家、鴨頭嘉人さん
みんな超一流のカリスマで成功者だ。
彼らの魅力的な話に「自分も頑張ろう!」って気合いが入りテンションもあがる。
そして一言一句に核心を突いた具体的な言葉は、これ以上ないくらい正しい。
でも自分が彼らと同様の行動をできるかどうかは別の話だ。
- SNSを毎日投稿しろ。
- オフラインのつながりを大事にしろ。
- 与える人(GIVER)になれ。
「この教えを守っていれば上手くいく!」
起業する前の脳内シミュレーションでは、順調な自分を思い描いていた。
ところが彼らの教えを実行してみるとめちゃくちゃ大変。
大変な上に最初は上手くいかないから辛くなる💦
超一流のカリスマ起業家ですら最初は苦労してるのに、僕が最初から上手くいくわけないんだけどさ。
それなのに、なぜか最初から上手くいくような夢を見てしまった。
そして現実に苦境に陥って疲れてしまう……。
とりあえず成功にしか目を向けない楽観的な思考は変わらないので、再び起業のチャンスがあったら大金かけて起業する前にメンターと同じ行動を1年続けてみようと思う。
アウトプットの質は悪くとも、行動量だけは同じにしておきたい。
今後のこと
40年以上の人生ずっと努力不足を強運でカバーしてきた僕に、今回も廃業と同時に救いの手がやってきた。
政府が進めてきた就職氷河期支援というやつだ。
普通は40歳を過ぎると就職や転職は絶望的になるものだけど、ありがたいことに再就職の道が開けている。
せっかく新しい道が見えているので、今度の就職先は医療介護以外の分野で働こうと思う。
建築とか土方、とび職みたいな肉体を使うのもいいな。
先のことはさておき、今は鍼灸をがんばりますよ。