鍼灸院くらさろ跡地

次がんばるぞー


「死者のポーズ」「黙想」「座禅」どれも雑念だらけ。それが閃きになる

精神統一しているつもりでも雑念だらけ

 ヨガで行われる「死者のポーズ」や、「黙想」「座禅」などリラックスや精神統一を目的としたポーズのとき、みなさまの思考はどうなっていますか?
 目を瞑って座ったり寝た状態での脳活動を計測したマックス・プランク研究所のダニエル・マーグリーズは「脳活動はオフ状態にはならない。たとえわれわれがそうしようと思ったとしても」と言っています。
 つまり、ほとんどの人は精神統一するつもりが雑念だらけか、そうでなければ寝ている状態にあるようです。 しかし、この雑念は普段なにかの作業しているときとは違う部位の脳を使っているようで、ここから新しいアイディアがひらめく可能性があります。

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ぼーっとしてるとき、脳はインプットされた情報を統合している

私たちが作業や思考に集中しているとき、脳は外界との情報のやりとりに追われてしまい、周期的に脳をリフレッシュするためにボーっとするタイミングがあります。それが「デフォルトモード・ネットワーク」(DMN)というもので、外界とのやりとりでこんがらかった脳の活動を統括しています。
そこから無意識の連想が意識できるようになるのです。ですから、閃きたいなら脳にインプットして頭ん中がこんがらかるほどの情報を持つ必要があります。そうした努力したうえで、雑多な情報をうまく統合した瞬間に「閃き」はやってくるのです。

【リンク】「ぼーっとする」のが脳にとって大切な理由 « WIRED.jp
人間の脳活動では、ふたつのニューラルネットワークがきわめて重要であることが明らかになっている。ひとつは、われわれが周囲の世界に反応することを可能にしている「外界へ向けられたネットワーク」。もうひとつは、特に何もしていないときに活性化する「デフォルトモード・ネットワーク」(DMN)だ。 DMNは、脳内のさまざまな神経活動を同調させる働きがあり、自動車のアイドリング状態のように,さまざまな脳領域の活動を統括するのに重要な役割を果たしていると考えられている。
【リンク】CNN.co.jp : ひらめきを得るための10の秘訣 認知神経学の現場から - (1/4)
 洞察には認知神経科学で「遠隔連想」と呼ばれる発想の結びつきが関わっているようだ。主に右脳で行われる情報処理のことで、無意識の連想が不意に意識内に浮かび上がってきた時に洞察が生まれる。これに伴い、右脳側頭葉が爆発的な活動を見せるという。 同教授はまた、気持ちを楽観的にして注意の範囲を存分に広げておくことが洞察を生み出しやすくする鍵だとも説明。

 

「ひらめき」を生むのは雑多で膨大な量の知識や経験だ

 

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