乾布摩擦は限度をこえると体のためにならない
風邪が流行ってきました。
一般的な対策として「手洗いうがい、ミカンやカボチャの栄養を取る、体を冷やさない」というものがありますが、東洋医学では「肺と皮膚を鍛えることが良い」と考えられています。
Negicco(ねぎっこ)というアイドルグループのコンサートに行くと風邪が治るという情報もあります。
肺は皮毛(ひもう)を司る
風邪やインフルエンザのような感染症など、外からやってくる病気は皮膚から入るとされています。それを防ぐために皮膚は衛気というバリアを張っているのですが、これを突破されると病気になる。というように考えられています。
そこで、乾布摩擦によって皮膚を鍛えよう!という話になり、さらに寒風摩擦という誤解も混ざって、寒さに耐えながら布でこする。というイメージがつきました。
体をゴシゴシこするのは良くない
乾布摩擦する人のなかには、タオルではなく垢こすりを使ったりタワシでこする人もいます。あれでこすると気持ちいいとは言うものの、さすがにそれはやりすぎで、肌を傷つけ雑菌が入ったり炎症しかねません。皮膚を守っている脂もはがれてしまい、かゆみの原因にもなります。
冬は肌を過保護にするくらいでちょうどいい