『「1日1万歩で健康になる」はウソ』という研究の内容に補足したい!
1日1万歩のウォーキングが、実は体に悪いという研究結果が報告されました。その中で、ベストな運動は「何とか会話ができる程度の速さで、20分8000歩」という運動強度にたどりついたようです。
この運動強度を2か月以上毎日続けると、長寿遺伝子であるサーチュイン遺伝子が働きます。
本当に素晴らしい研究で、運動強度の目安も根拠のしっかりしたデータから導かれたものです。
ただ、20分8000歩という運動強度がベストだということににたどり着いたからといって、そのままウォーキングをしてしまうのは、あまりにももったいないではありませんか。
筋肉は全身についているのに、足ばかり酷使しては、やはり体に良いとはいえません。
筋肉はまんべんなく使ってこそ、ご利益があるというものです。
腕や腹、インナーマッスルなど細かい筋肉も使っていこう
「歩く」という動作によって、膝には体重の3~8倍重さがかかると言われています。20分8000歩という運動量を考えると、体重の重い人にはけっこうな負担になります。
そして、歩くだけでは腕の筋肉も使われないので、「二の腕のたるみ」も気になったままになってしまいます。
歩くだけでなく、腕立て伏せや腹筋、ツイストなどの別メニューも取り入れて、合計20分の中程度強度の運動をしよう
「何とか会話ができる程度」の運動強度でウォーキング以外の運動
1、膝つき腕立て伏せ、壁押し腕立て伏せ
腕立て伏せは、主に上腕部(肩から肘)と胸に効果があります。手の幅が広ければ胸、狭ければ上腕部の外側(三頭筋)に効果的です。
とはいえ、そのままでは運動強度が強すぎることもあります。そのため、膝を床につくか、壁を押すような形でやると良いでしょう。
膝つき腕立て伏せするときは、膝にクッションを置くと良いです。
2、とにかく明るい安村
安村さんの「膝を上げて体をひねる」という動作は腹筋、腹斜筋や腸腰筋といった体幹部を鍛え、さらにインナーマッスルなどバランスをとるときに使われる筋肉も鍛えられます。
左右交互にやるも良し、10回づつ交互にやるも良し。とにかく左右で偏りのないよう運動してください。
いろいろな運動を組み合わせて、特定の関節を酷使しないように気を付けましょう。
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