ストレスを東洋医学では七情として細かく分類をする
体に何かの症状があって病院へ行っても、検査結果に異常が無かったり診断を付けられない場合「ストレスですね」なんてお医者さんに言われることがあります。
確かにストレスはあらゆる病気につながり、最悪では死にいたることもあります。
ではストレスって具体的には何でしょう?
東洋医学ではストレスを内因と呼び、7つに分類してそれぞれを臓器と結び付けて考えます。
七情というストレスが内蔵におよぼす影響
東洋医学では心の動きを「内因」と呼びます。
この内因は「怒・喜・思・憂・悲・恐・驚」の7つの感情に分類されるので七情とも呼びます。
それぞれの感情は臓器と結び付けて考えられ、下記のように分類されます。
- 怒:肝と胆を病む。気が多すぎると激しく怒り、気が足りなければ卑屈の裏返しのように怒る。
- 喜:心を病む。笑ったり喜んだりは良いものとされますが、喜び過ぎも体に悪いときがあります。
- 思:脾や胃を病む。悩み続けてしまう状態で、気が滞ってしまいます。
- 悲憂:肺と大腸を病む。気が消えるので無気力になってしまいます。
- 恐驚:腎と膀胱を病む。気が下がってしまい立っていられなくなったり、精神をかき乱されて混乱した状態になります。
針灸はなぜストレスに効かせられるのか
針灸でストレスの元を断つことはできません。たとえば人間関係の悩みや仕事の悩み自体を針灸治療で改善することは無理です。
しかし体を楽にすることで気持ちも楽になるので、落ち着いた心でしっかり問題を捉えられるようになります。
すっごく悩んでいたことでも、針灸を受けて治療家と話をしてゆくうちに「この問題、放置で良くない?」と思うことで回復する方もいます。
他にも、どうしたら良いか分からない問題に対して「最悪を回避するための苦渋の選択」をとる判断力や決断力をつけられた方もいます。
治療時間は鍼灸師との悩み相談タイム
長時間かかりっきりで治療してくれる鍼灸師さんとは雑談をしてみましょう。
- 治療によって脳血流が良くなる。
- 鍼灸師と会話することで問題点が具体的になる。
- 2人で悩みを考えるため、もしかしたら解決策が見つかる場合もある。
- 多くの治療をしている中で、解決に結びつくお客様を紹介することもできる。
たくさんの心を楽にする効果がある鍼灸治療。もし悩みで気が晴れないときは鍼灸治療を受けてみてはいかがでしょうか。
- 2回同じミスしたときの、お詫びの手紙
- 純ココア摂取から3か月経過後の体調
- 寒暖差疲労という自律神経の乱れからくる体調不良、未病のうちにできる対策
- お灸はストレス臭を薄める。リラックス効果のある煙
- 冬季うつ(季節性うつ)を予防するための東洋医学で考える未病治療法
- 『林修の今でしょ!講座』3時間SPの東洋医学。冬の体調不良ワースト5と効果的なつぼ