お店が使えるドタキャン対策サービス
忘年会シーズン到来。飲食店にとっては嬉し恐ろしドッキドキの掻き入れ時がきた。この時期もきっとテレビを賑わせるであろうドタキャン騒動。お店にとって大損害となるのに前金を取ると予約が取れないジレンマに陥るのだとか。『前払いで安くするとか半額保証金取るとかすればいい』と単純に結論出せないところが苦しい。
予約キャンセルデータベース
これは予約キャンセルした人の電話番号を登録するブラックリストサービス。無料で使えるので小さな料理店や開業間もないお店も気軽に活用できるのが嬉しい。一方で無関係な人まで私怨で登録されたり、携帯の新規購入で割り当てられた電話番号がブラックリストに入っている場合などの欠点もあるのが困りもの。
大きな欠点ではあるけれど「来ないかもしれない」という心構えを持って来客を待つことができるだけで充分役に立つ。それにブラックリスト入りしている人の予約だけ前金や半額前払いとか対策を練ることもできるので、飲食店をやるなら活用したいサービスだ。
トレタ「お見舞金サービス」
飲食店の予約管理サービスを行っているトレタによる保険で、予約キャンセルに対して1万円のお見舞金をもらうことができる。
仮に3000円×10人=30000円のドタキャン損失が発生した場合、コンサルタントの話によると飲食店の食材原価は3割が目安とのことなので、計算式通りの運営をしている飲食店ならこれで食材の損失分だけはどうにかなる。
ただ、従業員の給料などお店の維持費までどうにかなるものではないし、年間3万円という上限があるので本当に「ちょっと慰められる」程度だ。まぁ本業は予約管理サービスだし保険目的に入るものじゃないから、やっぱり有ると嬉しいのか。
活用できるのは下記のトレタサービスを利用している飲食店なので、予約管理を自店でやりきれなくなったら検討したいサービスかな。
- トレタペイメントご契約中のお客さま
- トレタ契約プラン「プラス」または「2ねんプラス」をご契約中のお客様(利用料:16,000円(税別)/月)
ダイナース「ごひいき予約」
飲食店で生じたキャンセル席をダイナースクラブが買い取り、会員へLINEで通知するサービス。しかも但し書き部分を読むとお店にとっても優しいサービスとなっている。
- サービスの特性上、ご予約成立後のキャンセル、変更は一切お受けできません。
- キャンセルの場合、キャンセル料100%を頂戴します。
- お支払いは予約時の事前決済となります。ご来店後の追加注文、お飲み物などの代金は、ご利用後に追加請求となります。レシートは予約時に入力いただくメールアドレスに送られます。
ここまでされると完璧。さすがダイナース!とはいえ高級店とかちょっと敷居の高いお店が対象っぽいので、大学生の飲み会に使われそうな安いお店では使いづらいのかなぁ。
有志をあてにしてツイッターでつぶやく
なんだかんだ結局はコレだよね。ドタキャンではなくスーパーの発注ミスなんだけど、北海道最北端の過疎地・稚内(わっかない)で起きた「誤発注したケーキ2400個についてツイッターでつぶやいたら2時間で完売した」という話がある。稚内市全住民35000人程度しかいないのに売りさばくことができたのだから、ツイッターの拡散力って凄い。