鍼灸院くらさろ跡地

次がんばるぞー


未病治療という予防医学のような考え方と鍼灸治療

「未病」という言葉はご存知でしょうか。

何年も前に養命酒のコマーシャルで紹介された言葉なので覚えている方もいらっしゃるでしょう。 

「食欲が無い、気力が無い、なんかモヤモヤする」といった、病気というほどでもない軽い体調不良という状態であり、「調子の悪い日もあるさ」くらいな程度の、大したこと無い不調だと思ってください。

この程度のことなら誰もが経験の有る調子の波ですし、敢えて対処することでもありません。

むしろ小さな変化を逐一気にしてたら日常生活もままならないですよね。

 ただ、この未病を放置して不調な毎日を過ごすようになってしまうと、病気や不注意による怪我につながります。

そういった理由から東洋医学では「未病のうちに体をメンテナンスしましょう。健康維持とっても大事!」と言うのです。 

未病治療に有効な鍼灸の効果

鍼(はり)治療で筋肉をほぐす

 

 鍼治療だからこそ可能な素晴らしい治療手段として、直接深層筋に刺激を与えられる。という点が挙げられます。

人体構成は皮下脂肪、表層筋、深層筋と幾重にも層を作っており、鍼はいきなり深層筋を刺激できることから、短時間でかなりの効果を挙げられます。

しかも「置鍼(ちしん)」という手技によって確実に効果が出るまで刺激を与え続けられることも鍼ならではの大きなメリット✨

これは目的の筋肉やツボに針を刺しっぱなしにする手技なので、深層筋のコリをほぐすのに時間がかかる場合は針を刺しっぱなしにすることでほぐれるのを待ちます。

筋肉がほぐれないからって、無理やりほぐそうとグリグリしたり強すぎる刺激を与える必要なんて無いんですよ。

勝手にほぐれるのを、じっと待っていれば良いんです。

鍼ってすてきでしょ?

 もちろん置鍼だけでなく、電気を流したり運動針という動的ストレッチと針の組み合わせなど、積極的にほぐす手段はいくらでもあります。

筋肉をほぐすという目的で使われる針治療って、本当に凄いですよね✨ 

鍼灸師の刺す針が痛くない理由と刺激量の調整方法

お灸(おきゅう)治療でリラックス効果を得る

お灸(おきゅう)には2つの大きな治療効果があり、白血球を増やすほかに、煙の香りによるリラックス効果も期待できます。

ゆったりとお灸治療を受ける中で副交感神経優位となり、それが末梢血管拡張へと作用することで、冷え性や内臓の不調を改善できます。

とりわけ現代は長時間ストレスに晒され続ける人が多いので、お灸による治療効果は多くの方に実感していただけるでしょう。 

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お灸の刺激量をピリッとする程度からアチッ!って感じに調整する方法

病気でもないのに鍼灸治療を受けるというのは不思議な感じもしますが、もし慢性的なストレスや筋肉のコリから病気になってしまうと、残りの人生を損をすることになります。

日々の生活を楽しくするためにも定期的に鍼灸でリフレッシュするのもアリですよ。