鍼灸師ってニートじゃない?
初耳学という番組のなかで高学歴ニートが橋下徹さんから説教を受ける話を見ました。
その高学歴ニートとして紹介された方のなかで一番の注目はプロ奢ラレヤー中島さん。
ニートとは言うものの僕から見るとインターネット時代に誕生した呼び方のない職業で、個人に焦点を当てたノンフィクション作家であり文筆業とか記者のジャンルではないかと思います。
たった140字のツイッターで出会った人の一番面白いところを濃密に書き出して集客し、noteという有料ブログで記事を販売する。
プロ奢ラレヤーさんはそういう仕事をしています。
そういえば数年前、株やFX(為替取引)の短期売買をするトレーダーをネオニートと呼んでいました。
製造業や農家のように何かを作るわけでもなく介護職やウェイトレスのように明確なサービスを提供できなければ、たとえお金を稼いでいてもニートなのでしょうか。
もしそういうことなら鍼灸師という仕事も、職業に名前がついていなければニートと呼ばれていたことでしょう。
医療技術が発達した現代、病気なら血液や尿検査をするし怪我ならレントゲンやCTを撮る。
そして処方箋も安全性と効果の絶妙なバランスの上に成り立つ薬をもらって治療してもらえる。
一方の針灸師は何があっても針と灸しかしません。
腰痛治療について、ヘルニアも内蔵からくる関連痛も針を刺しお灸をする。
頭痛だって緊張性頭痛か気象病も針と灸しか使わない。
さらにダイエットからうつ病まで、何でもかんでも針とお灸です。
おまけにつぼの位置による効果の違いだってあやふやなもの。
- 寝違えなど首に効くつぼ「落枕(らくちん)」
- 腰痛に効くつぼ「腰腿点(ようたいてん)」
いったいこの2つのつぼにどれほどの違いがあって首と腰に効能が分かれているのやら。
そんなわけで鍼灸師は仕事に名前がついているから認められているだけのニートと言えるでしょう。
針灸師をニートだと思うと気軽に会いに行ける
鍼灸院に通うのって、体調不良だったり健康維持のためという理由がつきますね。
それって鍼灸院にいるのが「体を癒す手段を持った鍼灸師の先生」と思うからでしょう。
でも、もしそこにいるのが「人の体に傷をつけることが国家資格で許されているニート」だったら。
ニートに会うのに口実なんて必要ありません(笑)
だれかに話を聞いてほしいだけのとき、自慢したいけど知り合いに言うわけにはいかない話をするとき、インスタのネタに困ったときなどなど。
理由なんて無いけど何となく変なことしてみたいなと思ったら、針灸院に足を向けてみましょう。