鍼灸院くらさろ跡地

次がんばるぞー


スタディサプリ、斬新なアイディアを生むには環境を作る必要がある

11月18日ライブ配信された藤原和博先生×キンコン西野先生によるスタディサプリ講義、目新しい話は「斬新なアイディアを生むための環境づくり」と「スナックキャンディ」の話で、これまで何度も繰り返してきた話は「絵本の作り方」とか「既存の環境で競争しない」という話しだ。既存の話とはいえ頭ん中に刷り込んでおきたい話ばかりなので何度も聞けるのは嬉しい。

忘れかけた頃にスタディサプリの生ライブを脳に焼き付け、自分が行動するときのベースとして常識にしたい。

前半の藤原先生のお話しは時事ネタで大切な話を題材に講義をしていた。

 

斬新なアイディアを生み出すしかない環境に身を置く

 島田紳助さんの漫才ネタ「なぜ飛行機は飛ぶのか」を引用して、アイディアを生むには環境を作る必要があるという話しをされた。

飛行機が飛ぶ理由というのはエンジンがあって翼があって・・・というのではなく、滑走路は途中で無くなり、その先は海なので飛行機は飛ぶしかない。そういう理屈で飛行機は飛んでいるのだという。漫才だから内容はこんな感じだけど、これって真理のひとつで、斬新なアイディアを生み出すには「斬新なアイディアを生み出す環境に身を置くしかない」のだという。

他人と同じ環境にいて同じように過ごしてしまうと、同じアイディアにしかたどり着かない。だからまず環境を変える必要がある。

 

既存の競争に飛び込まない

いわゆるレッドオーシャンに突っ込まない。という話しなのだけど、既存の競争環境に身を置くと、どんなに凄いことをやっても皆が見慣れているので大したことをしているように見えない。大事なことは自分が作ったフィールドを世間のスタンダードにすること。 

 

絵本作家になるために(生徒の夢)

とある生徒の夢が絵本作家になること。これに対して「絵本作家になるために机に向かい、紙とペンを出して・・・」という既存の方法で絵本作家を目指すのは多くの先達がやってきたことなのでスタートラインの時点で負けている。

そこで西野先生が色々アドバイスを始めるのだけど、このへんは魔法のコンパスや革命のファンファーレに書かれている内容であり講演でも何度も話した内容だ。

  1. 世の中に無いものを作る=企画段階で落ちるようなものにする。
  2. 企画段階で落ちるもの=圧倒的に赤字になるものにする。
  3. 圧倒的赤字になる絵本=分業制。
  4. 赤字はクラウドファンディングで相殺する。
  5. 専業絵本作家にない強味を活かす=物理的に時間をかけるしかない物にする。

 何度も聞いた話だけれど、何度も聞いて自分の常識として持っておきたい知識だ。

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革命のファンファーレ
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潰れかけのスナックキャンディ

酒とおつまみを無料にして、ファンクラブ加盟1か月500円で運営する予定のスナックキャンディ。オンラインサロンのメンバーが1000人になったら本格営業するとのことだけど、キャンディには大きな問題が2つある。

  1. お金がない、利益を生まない
  2. テナントが狭いので吐いたらとんでもないことになる

お金の問題について、1か月500円×1000人=月商50万円。そこから家賃25万円と人件費や食材費などもろもろ引いていったらどう考えても赤字だ。そして赤字が2か月連続になったら閉店という計画とのこと。この圧倒的問題と、キャンディでお客さんが吐いた場合、テナントが狭いので臭いが充満するのをどう解決すべきか。

吐いたら罰金10万円

 吐いたら罰金を取ることにすれば店の運転資金を得られるので、吐いた人は鼻つまみ者どころか神様のような存在になれる。しかし一方で罰金10万円というのは高額すぎる。では、どのようにしたら10万円という高額な負担を軽減して現実的に払わせられるようにするか。

高額な罰金10万円 をCF立ち上げてメンバーでリツイート

 吐いた人は即座にクラウドファンディングを立ち上げ、10万円をかき集めることにする。ただCFを立ち上げたとしても拡散力の低い人は10万円なんて集められっこない。そこでキャンディオンラインサロンのメンバーがCFをリツイートなどで拡散する。メンバーが1000人いれば1000リツイートは確実に確保されるので、そこからさらに広がって10万円のCFによって罰金の負担を軽減できるのではないか。

 

無茶な計画を押し通すためのアイディアって凄い

「資金難」と「酒飲んで吐く迷惑な人」という2つの難題を同時に解決するためのアイディアが生まれているのは本当に凄い! 無理な計画を押し通すための無茶なアイディアが出て、それを解決する為のさらなるアイディアを生む。どう考えても不可能な無料スナックというコンセプトから引き返さずに「その無理を達成するためにどうしたら良いか」を考えているところが凄い!オンラインサロンメンバー800人もいれば無理に思える計画も現実味を帯びるね。

 

 矢沢永吉はタオルのセールスマン

熱狂的ファンを抱える大物ミュージシャンの矢沢永吉さん。彼はAKBのように大量のCDを売るわけでもないしライブチケットの売り上げにも限界がある。それなのにライブにはものすごいお金がかかっている。ではその圧倒的資金力の源泉はどこにあるのか。

矢沢永吉さんのライブでは盛り上がりが最高潮になったところでタオルを投げるシーンがある。するとファンもそこでタオルを投げる。そうするとタオルの使い回しをしづらくなり、次のライブでファンは新品のタオルを買うしかなくなる。毎回新品のタオルが売れるので、その売り上げが矢沢永吉さんの大きな資金源となる。つまり矢沢永吉さんは「ものっすごくタオルを売る人」ということになる。

 

場が盛り上がるクイズの答え方

 講義の前半で藤原和博先生が自殺をテーマに話したことを受けての講義後半冒頭で西野さんが語ったこと。

藤原先生が「日本で年間何人が自殺しているか」という質問を投げたとき、生徒はどう答えると場が盛り上がるのか。

正解は3万人なのだけど、ここで生徒が10万とか50万とか答えてしまう。すると先生の正解発表で盛り上がることができない。だからここは2000人とか極少なく答えておくと正解発表で「なんと3万人!」みたいに場が盛り上がる。

こういう答え方をするのがコミュニケーションリテラシー(藤原先生による講義のキモ)

 


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