よもぎ蒸しやVスチーミングという健康法の気を付けるべきポイント
Vスチーミングという健康法をご存知でしょうか。
マントを羽織って穴の開いたイスにパンツを脱いで座り、イスの穴からハーブなど薬効の混ぜた蒸気を陰部に当てる何とも気持ち良さそうな健康法で、よく知られている方法としてよもぎ蒸しがあります。
先日、カナダ人女性がVスチーミングで陰部を火傷をしたというニュースが流れ、このニュースを知った医師のなかには「陰部をスチームで温める治療法は危険でしかもエビデンス(医学的根拠)すらない有害無益な治療法だ。」というような警告をされる人もいました。
けれど時間や熱さに気を付けるだけで安全に楽しむことができますし、医学的根拠に乏しいとはいえ施術者が手で触って癒すわけにいかない部位を癒すことのできる貴重な健康法ですから、ほんの少しだけ気を付けて楽しんでもらえたらいいなと思います。
- カナダ人の女性が、女性器を蒸す療法でやけどを負ったことから、婦人科医らが警鐘を鳴らしている。
- 専門家からは、Vスチーミングは危険が伴う可能性があり、月経痛や不妊症が治るといった主張にも医学的証拠はないと指摘している。
Vスチーミングで気を付ける点
Vスチーミングでよく言われている危険性として
- 火傷:とくに低温火傷を起こすと治りづらい。
- 感染症:蒸気を当てていると菌は繁殖しやすくなります。
低温火傷は体の深部にまで熱が通ってしまうので、普通の火傷より治りが悪いです。
次に感染症ですが、これは蒸気を当てていると体表の常在菌が増殖するので、蒸らしたまま放置してはいけません。
長時間やると、それだけ危険性が増すので、せいぜい30分から1時間以内に終えるといいでしょう。
Vスチーミングの効能
よもぎ蒸しやハーブの蒸気で陰部を癒すVスチーミングで温熱効果を与えられるつぼは2つあります。
- 会陰(えいん):陰部のどまんなか
- 長強(ちょうきょう):肛門の近く
それぞれ効能として「不妊、冷え性、いぼ痔、切れ痔、イライラ、更年期障害」などに効果があると言われており、しかも施術者が直接触ることの難しいつぼへの施術ができるので、Vスチーミングは大変優れた健康法と言えます。
ただ東洋医学や民間療法は医学的根拠に乏しいことが多く、医師から「効果が無い」と言われるのも仕方ないのですが、一方で科学的な治療だけでは救えない症状に対して効果を上げることもあります。
病院で治らない症状に悩まされているときに、鍼灸やよもぎ蒸しといった別のアプローチを検討してみることもお勧めいたします。
お店選びのポイントとしては清潔感が大事というのは言うまでもありませんが、標準医療を悪く言ったり病院通いを辞めさせるようなところも避けましょう。
お得感に惑わされると怪我をする
よもぎ蒸しをしているお店では、回数券やキャンペーン、時間によるお得感の演出をしてくれますが、そこはグッと我慢して自分の体に合わせて楽しんでください。
キャンペーンに釣られて必要以上に陰部を蒸してしまうと火傷したり感染症をおこしてしまい、治療費や病院へ通う時間を費やすことになって結果的に高くつきますよ💦
特に増税前の今、回数券がお得に買えるということもあり欲しくなるでしょうけれど本当に何度も通うかどうか考えましょう。