鍼灸院くらさろ跡地

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不老長寿の薬を飲むとどうなるか

不老長寿の薬

蟠桃(ばんとう)という桃を食べて不老不死になった孫悟空の話しは有名ですが、それと同じくらい有名な不老不死の薬が、秦の始皇帝が服用していたとされる水銀(有機水銀)です。 なぜ水銀が不老不死の薬となったのか。それは「生き物じゃなかった」ということです。 動物は命を食べて命を延ばす。 そこで生物ではない鉱物なら永遠の命が手に入るのだろう。 という考えを持ったようです。 さらに光沢であり、常温で液体であるという神秘的な魅力を持つ水銀は不老不死の薬となったのです。 そして秦の始皇帝は水銀を飲み続け、不老不死の能力を手に入れたのです。

始皇帝は死んだわけではない

始皇帝は歴史上では死んだとされています。なぜ不老不死の薬を飲んでいたのに死んでしまったのでしょう。 それは周囲の人の勘違いにあります。 始皇帝は死んだのではなく「仙人」になったのです。仙人になれば時空を自由自在に行き来できるようになります。 もちろん仙人ですから肉体に縛られる不自由な生活を送る必要がありません。 気分はバック・トゥ・ザ・フューチャーの車を飛行機にしたものが手に入ったような感じです。 肉体という面倒くさいものは捨てて自由を謳歌してるとき、周囲にいた人たちは抜け殻の肉体を見て「死んだ」と勘違いしただけなのです。

【結論】私たち凡人は不老長寿より天寿をまっとうしたほうが良いと思います。