鍼灸院くらさろ跡地

次がんばるぞー


鈴木拓の「クズころがし」と厚黒学で学ぶ世渡り術

営業職や接客業で「一生懸命まじめに仕事しているのに何故かうまくいかない。」という方は絶対読むべき良書の2冊、厚黒学は概論でクズころがしは実践編と考えて読むと「なるほどー!」ってなります。

 

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鈴木拓の「クズころがし」は実践的な哲学書だ

ドランクドラゴンというお笑いコンビで、人をひきつける魅力を持った塚地さんと、ネクラで「おもしろくも無いことに愛想ふりまいて笑えるか!」と世の中をひねくれた捉え方をしてきた鈴木拓さん。当然のことながら塚地さんにはドンドン仕事が舞い込んできて、はねとびレギュラーだけでなくドラマやバラエティにひっぱりだこ。

一方の鈴木拓さんはほとんど仕事が無い状態。

そこから『塚地の魅力は何だろう』と観察し、気づいたことを実行して性格や人生を変えてゆき、NHKの朝ドラの仕事まで舞い込んでくるというサクセスストーリー。

人の心に一歩踏み込むためのエッセンスが凝縮された本で、しかも著者が実際に結果を出していることから人間関係に悩んでいる人に必ず役立つ一冊であるといえます。

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この本の中で重要なポイントは「塚地さんは笑ってうなずいてるだけで人の輪の中心にいる。」という点にあります。

なんか人気者って自分からあれこれ情報発信して面白いこと言ってる人のようなイメージありますが、そうではなく「ただ笑ってうなずいているだけでも人と仲良くなれる」ということです。

共感や傾聴の本に書かれれていることではありますが、それでも鈴木拓さんが一番近くで相方の塚地さんを観察したからこその実感。この言葉は重みがあると感じました。

イジられキャラを徹底している

ゴッドタンのマジギライという企画で、暴言を放つ人に鋭いツッコミを返しているあたり、とても頭が良いのにイジられキャラとして愛されています。

一方で別の番組に出演するとツイッターが炎上したりイジっても良い雰囲気を出しています。

鈴木拓さんの「鋭く言い返す優れた能力」があるからこそ炎上しながらもファンやアンチとコミュニケーションを取れるあたりが上手く機能して現在の人気を継続しているのでしょう。

 

厚黒学(こうこくがく):つらの皮を厚く腹を黒くする学問

初対面で話すとき、つい気遅れしてしまったり、知り合いになりたいけど、どう声をかけたら良いかわからない。そんなときに『面の皮を厚くする』という方法の事例がいくつか書いてあります。些細なことから共通点をさぐり、それをことさら大きく「奇跡だね!」と盛り上げる。そういう技術で人脈づくりをしてゆく。もちろん人脈以外にも「面の皮を厚くする技術と効能」について述べられています。
何かピンチになったとき、もしくは良い話しがきたときには『腹を黒くする』という方法でピンチを切り抜けたり、利益を最大にする方法が書かれています。 例えばもめ事があって、お互い意地の張り合いになった場合のおさめ方では、『相手が妥協できるささいなこと』を攻め立てて、本質部分はごまかして流す。とか、問題がおきたとき簡単なところだけ手掛けて、難しい部分は誰かにやってもらう。
手柄が欲しいときには、問題をある程度放置して、おおごとになってから手をくだす。という技術。これは問題を未然に防いでしまったり小さいうちに処理してしまうとヒーローになれないので、そのためにある程度オオゴトにする。という手法を使います。

「ゆとり」とか「草食系」なんて言われる現代人に、ぜひおすすめしたい理論が詰まった一冊です。

 

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