健康食品で健康を害する前に
含有量自慢の健康食品は、栄養が偏っていると考えたほうがいい
医薬部外品や健康食品によくある煽り文句「タウリン2000mg配合」「レモン2000個分のビタミンC」
この元気になれる成分、数字が大きければ大きいほど効きそうな気がします。しかしちょっと冷静に考えてみてください。
健康は絶妙な栄養バランスの上に成り立っています。なにもタウリンやビタミンC、カルシウムなど特定の栄養が多ければ良いものではないし、逆にその成分が害になることだってあります。
健康食品の良い食べ方は「食べたり食べなかったり」
私たちが日々3食の食事をするにあたり、毎日3食同じものを食べるわけではありません。主食のご飯だってときどきパンになったり麺類になったりするでしょう。そんな感じで健康食品も「食べたり食べなかったり」で丁度良いのです。 あまり几帳面に3食できっちり摂りすぎないほうが体には良いのです。
煽りCMが極端なものは絶対に買ってはいけない
とある健康食品で「膝腰の関節痛を忘れる」という商品がありました。そのCMに出たシロウト愛用者さんは「歩くのもやっとだったのに、今では犬の散歩だってできるんですよ!!」と嬉しそうに走って5段くらいの階段を駆け上がっている映像が映っていました。 はっきり言ってここまでいくと詐欺だと思ったほうが良いです。
「なんとなく調子が良い」程度の内容なら納得します。しかし劇的な効果を長々と語るCMを見たら「値段が高いのはコマーシャル代だな」と思ってください。
最近の健康食品業界は自浄作用があるかもしれない
大手サプリメント業界のCMを見ていると、サプリの副作用についても語っていたり、病院で処方される薬との兼ね合いや相談にも応じる窓口を設置しているところもあります。Q&Aのウェブサイトで丁寧な説明を掲載していたりしますので、どうせ買うなら健康面に配慮した、電話相談できるところの商品を買うことをお勧めします。
売りっぱなしだったり、電話相談したら「もっと強い効能の商品があります」なんて別の商品を勧めるようなところとは縁を切りましょう。