寄生虫や菌によって性格が変わる
ロイコクロリディウムという寄生虫はご存知でしょうか。
名前は知らなくとも、カタツムリに寄生してツノをぎょろぎょろ動かす気持ち悪い寄生虫といえばわかるでしょう。youtubeで検索すると出てくるのですが、あまりにも気持ち悪いのでリンクは貼りません。検索すればすぐ見つかりますしね。
そのロイコクロリディウムはカタツムリを操ってツノを派手に動かし、鳥に食べられるよう行動させるのですが、人間にも性格を狂暴にしたりモテる性格にする寄生虫が存在します。
性格を変える寄生虫「トキソプラズマ」
トキソプラズマに寄生されると、男性は反社会的に女性は社交的になります。具体的には
- 男性はリスクを恐れなくなる・集中力散漫・規則破り・危険行為・独断的・反社会的・猜疑的・嫉妬深くなる。
- 女性は社交的・ふしだら・男性に媚びを売るようになる。
アルツハイマー病
アルツハイマーは認知症として有名ですが、ただ記憶が無くなるだけでなく、感情および人格の変化があります。厳格や妄想、衝動的な行動があり、ときには狂暴になり介護士を困らせることもあります。そのアルツハイマーは真菌感染が原因である可能性があります。
研究者5人からなるチームは、分析対象としたアルツハイマー病患者11人の遺体の全てで、脳組織と脳血管に「数種類の真菌種」の細胞や関連物質を発見した。これらは、アルツハイマー病にかかっていない対照群にはみられなかった。
うつ病
うつ病と感染症については、まだ研究段階ですが、うつ病にかかっている人の脳は炎症がみられ、その炎症状態で病原菌が大量にみられることから博士は研究をしているようです。
うつ病は感染症である?新たなる仮説が提唱される(米研究) - エキサイトニュース
カンリ博士は精神に悪影響を与えることで知られる寄生虫トキソプラズマを調べ、次に単純ヘルペスウイルス、水痘・帯状疱疹ウイルス、エプスタイン・バール・ウイルス、ボルナ病ウイルスなどの精神への影響を調査した。
その結果精神疾患を患っていない人と比べると、うつ患者からはこうしたウイルスが3倍以上もの確率で発見されることが確認されている。
これらのことから、性格が狂暴になったり、無気力になったりする場合、病原菌や寄生虫によるものである可能性があります。これらに感染すると日常生活や人間関係が壊れる場合があるので、できるだけ予防しましょう。といっても、簡単にできる予防法は手洗いとうがい、マスクしかないのでしょうけど。