鍼灸院くらさろ跡地

次がんばるぞー


悪い気、邪気を受け入れる心を持ちたい

9月に鍼灸院をオープンして4ヶ月。

来てくださるお客様に喜ばれ、何度も足を運んでくださる方も増えてきました。

治療中の60 分以上をお客様と2人だけで話せるので、秘密の話から楽しい話や辛かったことなどを聞きます。

 人の体を癒やしていて感じることは、体を蝕んでいる悪い気もその人自身の一部だということです。

悪い気を受け入れたからこそ手に入れた成功、チャレンジしてどん底まで落ちたために蝕まれた体、一方で変化するよりも精神を病みながらでも現状に留まった方がマシという考え。

「悪い気」というのは、その人が欲しいものを手に入る、あるいは大切な物を守ったために受けた心の傷でもあります。

 

ヒーラーやセラピストの中に「患者さんの邪気にあてられて具合い悪くなった」という話を聞きますが、僕はそういう邪気も愛おしく受け入れたいなと思うのです。

 

とはいえ毒親から発せられる誰かの悪口かのごとく、聞くに耐えないものも邪気の1つですから、受け入れられない場合もありますけどね。

 

東洋医学という正解も間違いもない包容力のある理論を学んだからこそ、患者さんの邪気を優しく受け入れられる治療家でありたいと思う出来事がありました。