鍼灸院くらさろ跡地

次がんばるぞー


耳針による鍼灸治療で依存症に立ち向かう

どうせ依存症になるなら、ビジネスに没頭してしまう依存症とか、ブログを書かずにはいられない依存症になりたかった。

 

僕の依存先はスナック菓子。

いつもポテトチップやチョコレート菓子を食べたい衝動にかられている。

別に困ることのない無害な依存症だけど、タバコをやめられない人やダイエットできない人と話をするなかで、ぼくもお菓子をやめ続けるという苦行に挑戦してみることにした。 

 

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さて、依存症の回復に鍼灸治療を役立てようとした研究がある。

有名どころでは、アメリカでコカイン依存症に対しての研究結果があり「効果はなかった」と結論づけられている。

 

しかし京都仏眼教育学園 京都仏眼鍼灸理療専門学校の論文によると興味深い結論が書かれていた。

鍼灸治療は、薬物依存症者の回復の妨げとなる離脱症状、心身の不定愁訴を緩和し、自然で円滑な回復を助ける可能性がある。

(PDF)薬物依存症者回復過程における鍼灸の可能性

 

この一文、依存症自体を断ち切るわけではないけれど、失敗したときの不快感や罪悪感を和らげることで依存症からの回復を助けられる可能性があるのだとか。 

 そこで耳針を活用しながらお菓子断ちをやってみた。

 

ルールは下記のようにする。

  1. 1人でいる時間はお菓子を買わない。
  2. お土産で人から貰ったり、飲み会では食べる。
  3. 日曜日は安息日なのでお菓子を食べる。

だいたいこんな感じ。ストイックではなく緩くやる。

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目的は「1人でいるときは食べないという習慣づけ」にある。

いきなりバカでかい目標を立てると失敗した後の意志力の弱さに凹むので、最初はこれで良い。

 

3日目いきなり挫折

意志弱すぎるだろ(笑) 

まぁそれは良い。充分に織り込み済みだ。

お菓子を食べたあと耳針して「また頑張るぞー✨」という気持ちになって次の日。

やっぱりお菓子食べたくなる。

 

罪悪感が無くてコレってことは、薬物やアルコール、万引きとかギャンブル系の地獄を見る依存症だった場合ものっすごく精神的にやられるね。

 

依存症から抜けるための、効果的と思われる方法

さて、挫折したとはいえ、せっかくスナック菓子依存症から抜けるために頑張ろうと思ったので、ついでだからもう一つのテクニックも併用して頑張っていこうと思う。

「頑張った日と挫折から立ち直った回数の2つをカウントする」という方法だ。

 

たとえば下記のように頑張りと失敗を繰り返したとする。

  1. 3日頑張って4日目にスリップ(失敗)した。
  2. 6日頑張ったあとスリップ
  3. 2日頑張ったあとスリプップ

 この結果を表にして記録してゆくと立ち直れるらしい。

 

スリップから
立ち直った回数
継続して
頑張れている日数
0 3
1 6
2 2

 失敗した回数ではなく、立ち直った回数というポジティブなカウント方法だ。

何度も立ち直っている感じがするので「もうどうにでもなれ効果」を防ぐことができる。

 

どうにでもなれ効果(The What-The-Hell Effect)

一度お菓子を食べると「もっと欲しい」という気分になるとともに「失敗したんだからもう終わり」と自暴自棄になって依存症からの脱却を諦めたくなる。

こういうのを「どうにでもなれ効果」と言う。

そこで「どうにでもなれ効果」を防ぐため、記録のつけ方を「失敗したけど立ち直った自分えらい!」にすると「再び頑張ろう」という再チャレンジする気持ちを持てるようになる。 

 

依存症を深刻にしてしまうのは挫折したあとの罪悪感にあると言われている。

なので、何かやめられない習慣を克服したり、頑張って継続したいことがあるときは、失敗からの立ち直り回数を記録しつつ、誘惑に負けたり失敗したときは耳針で気分を落ち着けて頑張っていこうと思います。