能力払いできる鍼灸院構想
以前書いた「人をダメにする鍼灸治療院構想 」では【自分の好きなこと×仕事】という組み合わせから【体を休める待合室の提供×鍼灸院】という考えになった。けれど僕が見聞した話は3つの強みを掛け合わせることが必要だと言われている。
そこで残りのひとつを探し続け、自分のブログ過去記事を見ていると目立ったのが「意識高い系」というジャンルだ。
オンライン講義でSchooの授業を受け、本棚には易学・韓非子・老子など思想系から孫正義・ニトリ・田中角栄など成功者の本がいろいろ並んでいて、一時期ミニマリストに憧れて全て売り払ったにも関わらず相変わらず本は増えている。さらにブックマークには与沢翼さん・キングコング西野さん・イケダハヤトさん・はあちゅうさんといったテレビではあまり見ない有名人をフォローしている。
というわけで、治療院構想に【意識高い系】を混ぜることにした。
鍼灸院構想の全体像
- 待合室には【人をダメにする(心地良すぎてダラダラする)クッション】をいくつか置いて、とにかくリラックスできるようにする。営業の方が空き時間に寄ってマンガを読むとか昼寝・うたた寝できるようにする。
- 治療料金について、僕が1時間の鍼灸治療したとき、料金をお金で払うかお客さんの能力で払うことを選べるシステム。
- 能力払いは鍼灸院の役に立つこと、待合室にいる人のタメになること、もしくは面白い話など、スキルや経験を披露してもらう。
鍼灸×お客さんの能力
1日1万PVあるホームページで記事を書いてもらうとかデザインが得意ならチラシや名刺などを作ってもらう、英語が得意なら英語の授業をしてもらう、落語や漫才できるならそれを披露して楽しませてもらう。
お客さんの能力×体を休める待合室
手品・漫才など楽しめるショーや英語・プレゼンテーションスキルなどの教育関係といった、多くの人がその場で楽しめる能力に関しては、治療院内に人を呼び込み数人で楽しめる場にする。
体を休める待合室×鍼灸治療
僕が今まで行った鍼灸院やマッサージ店の待合室は会社の応接室にありそうなソファに座って待つだけなのだけど、その時間も心身のリラックスに使えればより治療効果が高いのではないかというのが出発点にある。そこで居心地良いクッションと月額契約のwebマンガを契約して、のんびりボンヤリできる空間にしたい。
鍼灸治療のフリーミアム化
僕の個人的な感想なのだけど、リラクゼーション業界の料金はお客さん目線だと高い感じがする。一方で施術者目線で考えると施術者月収30万円にテナント代など諸経費を積んでゆくと、どうしても料金は10分1000円くらいになってしまう。格安店の60分3000円になってようやく飲食店の1時間3000円コースと同じ水準だ。
この高額料金を崩さない限り毎週通うことのできる身近な鍼灸院にするのは難しいので、フリーミアムやサブスクリプション(定額料金)およびカスタマーサクセスについて勉強する必要がある。
仕事×好きなこと×好きなこと
起業アイディアの鉄則では3つの特技を掛け算するのが良いと言われていて、その3つの中で圧倒的に仕事として成り立つものを1つ、そして残りは他の人より優れている趣味で良いという話を聞いた。
つまり15年近く携わってきた鍼灸治療という仕事、そして仕事にならない趣味2つ取り入れて他のリラクゼーションサロンと差別化できるのなら、僕が楽しんでいる「ぐうたら」「意識高い系の勉強」という2つを入れると自分だけの世界観を持った鍼灸院ができる。
これなら僕の理想とする【治療や美容など明確な目的を持たなくても、フラッと来てふところ痛まず帰る鍼灸院】を作れるのではないか。
まだ構想の段階だから、色々変わるし全部投げ出してゼロベースになることも多々あるけれど、今はこんな感じの鍼灸院にしてみたいと考えている。