本の交換会を通して知った自分の深層心理
本の交換会は深層心理を浮き彫りにする。
「第二回ゆるっと本の交換会」を鍼灸院くらさろで開催しました。
司会は元国語教師のチエさん。
本の交換会と言っても、ただ交換するだけでなく「なぜその本を買ったのか、読んでほしいお勧めポイントの紹介」というプレゼンを含んだ内容でした。
交換会の流れは下記のように進んでいきます。
- 参加者は4冊くらい本を持ち寄り、自分が持ってきた本を簡単に紹介する。
- 紹介したあとテーブルに本をまとめて、興味ある本をパラパラと下読み。
- ジャンケンで勝った順番に一人一冊づつ取ってゆくのを繰り返す。
自分の持ってきた本というのは、自分が興味や関心を持ち他の人に勧めたい世界。
新しく迎えた本は、お店で選ぶことは無かったけれど興味を持っている世界。
交換し終わった本の傾向を見ていると、自分の無意識が何に興味をもっているのかが浮き彫りになったような感じがしました。
鍼灸院を開業した理由は「怖いもの見たさ」かもしれない
僕が鍼灸院を開業した理由って何だろう?
東洋医学が好き。
ビジネス書が好き。
自分の目指す治療をしてみたかった。
だから開業した。
開業した理由について上記のように考えることもあったけど、こんなマトモな理由が動機になるほど自分の脳みそがしっかりしてるなんて思えない。
もっと衝動的でアホっぽい理由があるはずだ。
小心者で怖がりな僕がどうして開業したのか不思議だったし、開業はたいてい上手くいかないのも知っていた。
そして針灸師や整体師がこれからもどんどん増えてゆくこと、療術業はコンビニより多いことも知っていた。
なによりも針灸院を作るにあたって下見した物件の近くには必ず治療院があった。
何が自分を開業へと行動させたのだろう。
猫のフンから人間に感染するトキソプラズマの影響でチャレンジ精神が盛り上がるという話から、開業した理由はトキソプラズマのせいだと思っていた。
でも、本の交換会を終えて気づいたのは「怖いもの見たさ」だったのかと感じた。
僕が新しく迎えた5冊の本
怖い絵と北怪道の2冊を取ったことで、僕は怖い思いをすることが好きなんだと思った。
怖いことや身の危険を感じることが好き
リングやオーメン、エクソシストといったホラー映画や、ジェットコースターのようなドキドキする乗り物を楽しむ気持ちは分かる。
でも格闘技という痛くて苦しいだけのスポーツはどこが楽しいのかサッパリ分からなかった。
それなのに長いこと格闘技を趣味として練習してきた自分。
いったい何が楽しくて殴られたり首を絞められたり、体に悪いスポーツを頑張っていたのだろう。
ようやく答えが見つかった気がする。
怖い思いをすることが好き。
その延長に開業をしてみたいという気持ちがあったんだ。
自分が受け取った本を眺めていたら「やぶ蛇」という言葉が思い浮かぶ。
余計なことして凹んだり自分が嫌になったり。バカだなぁ。
このどうしようもない愚かな性格、ちょっと好きかもしれない(笑)