老後2000万円では足りない?投資すべきは健康だ
金融庁が「老後を安泰に暮らすには2000万円必要だよ」って発表したもんだから、野党も世論も担当大臣まで凄い騒ぎになりましたね。
正直に言うって大変💦
まぁでも、こんな話が出る10年以上も前から「年金は払い損」という話は常識で、年金未納問題で払わない理由としてよく使われていたのだから驚くことではないでしょう(笑)
ただ、年金は老後に受け取るだけでなく「今の時点で障がい者になった場合に生きていく保険」という側面もあるので仕方なく払っておきましょうね。
払わないと資産の差し押さえまであるし💦
2000万円不足の内訳
さて、2000万円という数字でみんな大騒ぎなので、ちょっとここらで内訳を見てみましょうか。
もしかしたら何か対策があるかもしれないし、案外試算が甘い可能性も無きにしも非ずですから(笑)
概算でいろいろ計算してみる
データはパーセントで示されているので、これらを概算で計算すると下記のようになります。
- 夫婦世帯:実収入22万、不足4万、合計生活費26万
- 単身世帯:実収入12万、不足4万、合計生活費16万
データの中から、何か対策できそうな部分はあるか、試算の甘い部分はないかを僕なりに抽出したのが下記の3点です。
- 食費はおよそ25%なので夫婦で6.5万、単身者4万。
- 住居費は夫婦で6%の1.6万、単身者12%の2万。
- 医療費はおよそ6%なので夫婦で1.6万、単身者1万。
食費は節約の余地が充分にありそうですね。
一方で住居費、こちらは持ち家を前提とした固定資産税の額。
つまり賃貸暮らしの人は2~3倍を見ておいた方が良いかも💦
うーーん・・・食費を節約したとしても、これは厳しい💦
そして医療費、こちらは現行制度で1割負担+高額療養費制度+医療費控除という3つの優遇の上に成り立っているので、これも2倍~3倍になって不思議じゃない。
税と医療費は上がり寿命は延びる
上記で書いた医療費の優遇は徐々に減らされ、一方で税や後期高齢者医療費などの負担は増えることは予想できると思います。
そうすると2000万円という資産では足りなくなることも想像がつくので、それじゃあどれだけ貯めたら良いのか?
たぶん頑張って貯めても負担を増やされたり優遇制度を削られたりするので、安心できる額なんて計算できないでしょうね。
なので、貯めるではなく「一生元気に稼ぐ」という道が現実的でしょう。
2000万円貯めるより健康に投資だ!
お金を貯めても安心できない老後が想像ついたところで、現時点で対策できることは健康への投資ですね。
- 100歳まで働ける体づくり
- 医療費のかからない体づくり
老後を生き地獄にしないために、上記の2つを目的とした健康への投資をしましょう。
ちなみにお客様との会話でもよく話になる「100歳までは生きないと思う」なんて考えは甘い!(笑)
寿命は自分では決められませんよ💦
めっちゃ長生きするかもしれないし、案外短命かもしれない。
そこは誰にも分からないので、長生きしてしまう前提で未来をどうするかを考えるしかありません。
そんなわけで健康づくりや予防医療として運動や食生活の見直し、そして鍼灸で体をいたわってあげましょう✨