鍼灸院くらさろ跡地

次がんばるぞー


東洋医学基礎セミナーと二十四軒わだ鍼灸整骨院1周年鍼灸カフェBar

昨日は二十四軒わだ鍼灸整骨院の「開業1周年記念鍼灸カフェBar」に参加しました。

単なるパーティにせずセミナーも開くあたりが和田先生の良いところ✨

セミナー内容は「東洋医学・陰陽五行論」。

基礎部分ではあるものの、いまだに再発見の多い話なので興味深く聞かせてもらいました。そして和田先生に話を振っていただき僕も少し話をしてきました。

というわけで、僕が東洋医学について話した内容です。

鍼灸院くらさろ×二十四軒わだ鍼灸整骨院

ピンクの服:和田先生。白パーカー:土田

怒りという感情の変化

以前ブログに書いた「怒りの変化」について話をしました。

  1. 肝気鬱結(かんきうっけつ):軽くイラッとした状態。
  2. 肝鬱化火(かんうつかか):「ちょっと一言いいかしら?」って気分
  3. 肝火上炎(かんかじょうえん):ガンジーも助走つけて殴るレベル
  4. 肝陽上亢(かんようじょうこう):怒りの炎で体内の水分が減った「陰虚証(いんきょしょう)」という状態

www.cloudsalon.net

見事に怒りのボルテージを四字熟語で表されていて、古代中国人のネーミングセンスの素晴らしさに感心します✨

他には怒りが笑いに変化し、そこから思案へと移ってゆく五行論についても話をさせてもらいました。

 喜びすぎると死ぬ

 和田先生の話の中で「肝は怒りで病み、心は喜びで病み・・・」という話で、参加者さんが「喜ぶのは体に悪いの?」という疑問を持たれていました。

この点について例え話として「パチンコで大当たり引いてヤッター!!✨ってなると死ぬ人いますよね(笑)」という話をさせてもらいました。

ちなみにセミナーでは語らなかったこととして「心包(しんぽう)という代わりにダメージを受けてくれる臓器(概念)もあるので、そう簡単には喜びで死なないです💦」  

東洋医学は個人で考え方が違う

陰陽五行論は東洋医学の超基礎部分であり国家試験に出る話ですから、鍼灸師全員が共通認識として知っている理論です。

ところがここに「学外で学んだ知識、人生経験、治療に対する姿勢」が加わることで、針灸師それぞれで異なる理論になってゆきます。 

ですから「東洋医学とは何か」という考え方について鍼灸師一人ひとりが違う答えを持っていることが当然で、誰の言うことが正しいとか間違っているというものではありません。

 

 そもそも東洋医学は陰陽という転化するもの、五行という移り変わるものが理論の根本。

むしろ「東洋医学・鍼灸治療とはかくあるべし!」みたいに凝り固まって、他を否定した時点で東洋医学の教えから外れているのでは?なんて思いますね。