地球規模で理念を語るファクトリエは真似したくなる
ファクトリエという服屋さんについて、カンブリア宮殿かガイアの夜明けだったか、まぁとにかく企業紹介のテレビで見たことがあり、そのときは「日本製にこだわったアパレルメーカー」くらいの認識でしかなかった。
しかしSchooで話を聞くと日本製にこだわった服屋さんという小さな話ではなく、地球規模で物事を考え、また日本をどのような国にしたいのか、なぜ日本の工場にこだわるのかを聞くことができたので、これは凄いと思った。
製造された服がそのまま廃棄される現状
服の生産工場は日本から中国へ、そしてフィリピンやベトナムなど人件費の安いところを遊牧民のようにさまよう。先進国に比べて1/100程度の格安な人件費によって製造され、また綿花を作る畑も途上国で環境を汚しながら生産される。
大量生産された服が着られることなく大量に廃棄される現状、農薬や化学物質により奇形や障がいを持った子が生まれる劣悪な環境、これらの問題に先進国は無知無関心。
あと、日本のアパレル工場を元気にしたいって言ってた。
鍼灸師も地球規模で理念を語りたい!
これだけ壮大な話をされると、人の体に針を刺したり灸を据える鍼灸師だってファクトリエばりに地球規模もしくは宇宙規模で理念を語りたくなるよね。しかも、よくよく考えたら鍼灸師の使う東洋医学は宇宙の成り立ちから入るので割と自然に語ることができそうだ。
- 陰陽論:まず陰と陽があり、その交わりから大地ができて人が生まれ生活を営む。
- 五行論:時の流れを5つの要素に分け、春夏秋冬や植物の生育などの移り変わりを語る。
- 易経:易占いで使われる64卦から、現在の置かれている立場を知り、時の移り変わりを変爻(へんこう)、之卦(いくか)で見通すことができる。
こういった理論を活用して、刺す針一本に宇宙エネルギーを乗せ、くすぶって灰になるお灸で五行の趣を語りたい。
怪しい宗教みたい(汗)
まぁここまで語っておいて言うのもなんだけど、あまり現実離れした言葉や理念を振りかざすようになると頭おかしくなってくるよね(笑)札幌市白石区にある有名な宗教団体のガサ入れついでにうちも公安からマークされそう(汗)
さすがに自分でも笑っちゃうようなぶっ飛んだ宇宙論を本気で語る気にはなれないけれど、それでも「目の前の困っている人に鍼灸治療をする」という従来の鍼灸治療からさらに踏み込んで、大きな理念を掲げた治療院を運営してみたいなと思った。
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