『いつも眠い』冬季うつの症状である眠気を抑える方法
東洋医学では冬の睡眠時間を長めに取ることを勧めています。
なので鍼灸院くらさろでも『今すぐやる必要のある作業以外は春まで後回しにして、とにかく睡眠時間を長めに確保しましょう』という話をしています。
しかし、そうは言っても仕事をしてる身としては睡眠時間を長くするにも限度があります。
とりわけ寒暖差疲労や冬季うつの症状のひとつ「いつも眠い」というのは深刻な問題で、頑張ろうとしてコーヒーや強力なカフェイン飲料を摂っても『かろうじて起きているものの集中力の無い状態」にしかならないという悩みを聞きます。
鍼灸院くらさろでは、そんな悩みを持った人の治療をすると「治療を受けた次の日はすごく行動できるようになった」という報告、多く寄せられています。
膝から下とお腹を刺激しよう
足には今時期に弱りやすい経絡が多く流れています。
- 腎経・膀胱経:冬と関連が深い。沈んでいる気を動かす。
- 肝経・胆経:怒りの感情に関わる。怒りは行動力の源になります。
これらの経絡に刺激を与えて気を補うと、眠気を飛ばして一時的に行動力を高めることができます。
「温める、歩く、足指を動かす」これだけでも充分に効果が出ます。
高脂質な食事を減らし水を飲もう
カレーやラーメンやナッツ類など高脂質な食事によって眠気を誘発します。そこで朝や昼はなるべく脂質の少ない食事にしましょう。
また「水を飲むだけで脳の働きは良くなる」という研究結果があります。
これは脱水状態ではない平時でも脳の働きは良くなるということで、何か作業をするときは水を飲んでみましょう。
僕はここでコーヒーとココアの混ぜたものを飲んでいます。
味のことはともかく、とりあえず作業がはかどる程度には脳の効率が良くなります。
ただし「砂糖を入れると体内の炎症レベルが上がる」という話もあるので、変な味のまま飲んでください。
夜の睡眠だけでなく昼寝もしっかり取ろう
気の流れを整えたり運動したとしても、睡眠不足の状態で眠気を抑えるのは難しいです。特に冬は睡眠時間は長くて普通なのです。
上記の対策法はあくまでも「しっかり寝ているのに、それでも眠い」という人向け。
これでも眠気が取れないようであれば鍼灸院で気の流れを整える治療を受けてみてはいかがでしょうか。
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